残業をなくす工夫が必要だと、会社やメディアで言われていても、なかなかそうはいかないですよね。業務時間内では集中してできない書類作成や、じっくり考えてやりたいデータ処理など、きちんとやりたいから多少時間がかかっても頑張ってしまう場合は多々あります。そういう真面目な頑張り屋さんほど、仕事を自分一人で抱え込んでしまう傾向もあります。ですがそれだと疲労感が積み重なり、ストレスばかりが溜まってしまうかもしれません。
「仕事量が多いから減らしてほしい」と言うのは、自分の無能さをさらけ出すようで自尊心が許さないかもしれません。慣れてくればきっと、もっとスピーディに業務をこなせるはずだから、もう少しだけ、と頑張ってしまうのでしょう。頑張り屋さんは、残業で疲労が蓄積し身体が参っているのに気づかないこともあります。そんな人こそ仕事による疲労感を溜め込まない方法を知り、自分を労ることが必要なのです。
仕事の心配事を考えて、夜中に眠れなくなってしまったという不眠症気味の人もいます。思考がネガティブ寄りになってしまうのも要注意サインです。健康な身体あっての仕事ですから、自分を十分に労わってあげてください。すぐに体調に異変がなくても、残業が長期間に渡って積み重なると、がんや心臓病など慢性疾患のリスクが増大するのは、特に女性に多いのです。
仕事のやり方を工夫することで、業務の効率化を目指してみませんか?様々なツールを上手に利用して、一日のタスクをリストアップして、各項目を仕上げる時間を設定し、スケジュールに沿って行ってみましょう。時間内に集中して作業を行う練習にもなります。プライベートの時間を確保し、仕事の活力を得るためにも、過剰な労働をなくす工夫ができるようになりましょう。